わたしの好きなもの

好きなものを、好きなように語りたい。

おっさんずラブLOVEorDEAD(1回目)

わくわくしすぎて、始まる前から涙出そうだった。

そして終わってから、しばし放心してしまった。

1回目感想箇条書き。

・全体のテーマは【家族とは】っていう感じだったな。狸穴さんもジャスティスも、昔家族と色々あって、という設定。春田と牧も【結婚して、家族になる】ことについて向き合っていく。

・ドラマでは【2人に追いかけられる春田】だったのが、今回は【牧を追いかける春田】という感じ。春田が乙女で牧のこと大好きすぎて可愛い。

・新しい2人はゲイじゃなかったのね。五角関係って言っても春田が男同士の恋愛に慣れてないが故の【春田勘違い】が暴発しちゃったのね。

・狸穴さんの黒幕感の出し方、さすが沢村一樹。全然黒幕じゃなかったけど。実は5児の父とか、エロ男爵が設定として生かされてるのさすが。

・ジャスは暗い過去ありそうと思ったら、やっぱりあったよね。最後まさかの結婚式で笑ったし、劇場内がどよめいた。

・ゆいP仕事しすぎだ。ロリータファッション似合いすぎか。

・武川さん切ないよな…。部長への想いが募る反面、牧のこともさり気なく心配してる元彼の鏡。

・サウナのシーン最高だったな。部長と牧が喧嘩するとこ。牧がやっぱり春田のこと好きなとこ。水の掛け合いのとこ、裏話読んでてよかった。部長も牧も本気だった。

・春田が監禁されたって知って、いてもたってもいられなくて飛び出す牧。やっぱり春田のこと大切なんだよね。

・部長が春田のこと思い出したとこ、本当に泣く。春田と部長の間には、上司と部下としての10年来の歴史だけじゃなく、およそ1年の間一緒に暮らしてたんだもんな。あんなに想ってくれてた部長に忘れられるなんて、やっぱり寂しいよね。

・春田は、やりたいことのために突き進む牧が【男として】は羨ましくて、【恋人として】は寂しくて。それが【嫉妬】になって、お互い傷付けあってしまった。

・まさか春田の口から、『仕事と俺と、どっちが大事なんだ』なんてセリフが聞けるなんてね…。春田乙女。

・ゆいPに『未練はないのか』って聞かれて、ちゃんと自分の気持ちと向き合えた春田。『こんなことなら、ちゃんと応援すればよかった』。身につまされる。

・火事のシーンやばかった。。泣くに決まってた。このまま死んでしまうかもしれないという場面で、お互いがお互いを必要としてるって再確認しあって、抱きしめあって。思い出しても泣きそう…あと2回観るんだぞ大丈夫か。

・『お互いの名前を呼びあって終わる』みたいな妄想が実現した。悶えた。お祭り前の橋のシーンとかもさ、あの素っぽいわちゃわちゃ感が最高なんだよ。最高なんだよ…。

・2人がキスするとこで、劇場内がざわついた。ざわつくわ。ドラマでは、春田からキスする寸前で終わりだったから、そこちゃんと描いてくれてよかった。

・そして2人は別々の道を歩き出す。お祭りの前は立ち止まってお互いに振り返ってたけど、最後は立ち止まっても振り返らなかったのが、2人の気持ちの変化を物語ってる。お互いに、お互いの行く道を信じてる。行先は違っても、心はちゃんと寄り添ってることを信じあえてる。

・この後2人は、お互いに夢に向かって進みつつ、たまに電話やメールで近況報告したり、休暇が合えば会いに行ったり来たりして、仲良くやっていくんだろう。春田は指輪を渡せたし、牧は指輪を受け取ったんだから。法律上はそうなれなくても、2人は【家族】になったんだよね。

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全体を通して【春田の成長物語】だった。

そして【働き盛りの男同士の恋愛】として、これ以上の終わり方は無いんじゃないかと思う。 

春田がやりたいことは【街で暮らす人達に寄り添った街づくり】。

牧がやりたいことは【海外で大きなプロジェクトを成功させること】。

ローカルな春田とグローバルな牧。2人の夢は、交わることはないんだけど。

もしこれが【男女】だったら、きっとどちらかは夢を諦めるか、それが出来なければ別れるしかなかったと思う。

男同士だからこそ、お互いに夢を応援しあえるし、その上で愛情を育んでいけるように思う。

 

お互いにやりたいことを叶えて一息ついたら、そのあとは『2人で叶えたい夢』を追いかけるのかな。同じ会社、業界で働いてる以上、いつかお互いの夢が交わって、お互いにやってきたことがお互いの役に経つ時もくるかもしれない。

言うて牧くんなんかまだ20代だもんな。春田もまだ30代前半だし。

 

ちょっと早くもう1回観たい。